5月13日(火) 作業開始7日目 【乾燥】
前回のリポートの最後に掲載した日の、翌日です。シートが乾いてきました。
5月19日(月) 作業開始13日目 【塗装のお直し】
シート上には水分はまったくありません。
3枚前の写真と同じように見えますが、よく見ると、しっかり異なるところがあります!
分かりましたか~?
アルゴグラフィックス社のロゴの書体が変わったのです~!
これぞまさしく氷がないときにこそできる(氷がないときにしかできない)大切な作業ですね。
アルゴグラフィックス社のロゴに関しては、この休館中、ほかの社名看板類も架け替えられていましたので、見てみてください^^
広告、塗装関連ですと、こんなこともありました。
はい、こちらです。なんのことやらという写真ですが、某シートの、ホッグラインよりハウス側の車いすライン付近を写したものです。この同じ場所を1週間前に写したものが、下の写真です。
塗装がはがれて、下のコンクリートが露出してしまっていたのです。
はがれたものは、手のひらサイズで、とても薄かったです。
どのシートのどのあたりが補修されたのか、探してみてください(プレーやアイス管理に支障のない範囲でお願いします)。
🥌
5月26日(月) 作業20日目 【温度を下げる】
写真で見ると、シートの状態は1週間前と変わりません。
しかし、温度は日に日に変わっています。
翌週にいよいよ水を入れる作業を始めるにあたり、抜いた冷媒を戻し、毎日1度ずつ温度を下げて、コンクリートを冷やしていきます。水入れの6月2日(月)の時点でコンクリートがマイナス4度になるように、逆算してスケジュールを組んでいるのだそうです(解氷・製氷のスケジュールすべてが、ゴールからの逆算……!)。
🥌
6月2日(月) 作業27日目・オープンまであと16日 【ついに水入れ!】
アイスメーカーさんが2人1組になり、1人が長いホースが引っかからないようにコントロールする補助役をしています。
まずは、霧状に水をまく工程。
いきなりジャバジャバ水を入れないのは、シートの表面を保護する目的と、見た目には分からないコンクリートのでこぼこや波うちを、細かい水の粒で極力平らにする目的があるそうです。
また、シートがコンクリートではなく土(砂)である場合は、この霧で固めています。私たち北見支部が長くお世話になった旧河西建設カーリングホールは、まさにそうでした。
この「噴霧メカ」(?)、どこかで見たことがあるような……? 畑で……?
畑で作物の防除などをする際の機械に似ていますよね!
北見カーリングホール特製(?)だとか……!?北見支部のどなたかが製作に協力しているとか……?
↑ 噴霧直後のシートの様子です。水の一粒一粒は、完全に凍っていませんでした。
噴霧が終わったら、本格的に水を入れていきます。
長いホースの先から、精製した純水が次々に流れ出てきます。それを、ジグザグに横歩き・後ろ歩きをしながら、シートに流し込んでいきます。
水はCシート横の部屋から壁を通して流していますので、ながーーーいホースが必要。ホースが絡まったり、シートにくっついたりしないように、ホースをさばく人がいることが大切です。
また、このアイスメーカーさんは、首からストップウォッチを下げています。
1回の水入れで1つのシートに流し込む水の量は、450リットル(!)。それを均等に延ばし広げられるよう、毎分30リットルのペースで放水されるよう設定しているそうです。つまり、「450リットルを流しきる時間=15分」になるように計っているのです。
ハックまわりもていねいに水を入れます(このときは、ハックの土台も撤去されています)。
この水入れ作業を何度も何度も繰り返すことで、少しずつ氷の層が厚くなっていきます。
ストーンも磨きなどのメンテナンスをします。
🥌
6月16日(月) 作業41日目・オープンまであと2日 【ほぼ完成!】
広報担当がほかの課外活動にかまけている間に水入れは完了、氷の厚さはおよそ3センチとなり、この前の週には【ほぼ完成】となっていました。
ストーンも戻され、準備万端!あとは、日常のメンテナンス同様に、ぺブルをまき、刃物で削るという作業をしていきながら、氷とコンクリートをなじませていきます。
ほぼ!完成!!
エントランスホールも、オープン初日を迎える準備OKの様子でした!
🥌
ホール職員のみなさん、関係者のみなさん、1か月以上にわたる作業、おつかれさまでした!そして、ありがとうございます!
支部会員のみなさん、また1年間、和気あいあいと、大切に、使わせていただきましょうね。
全道、全国、世界中のカーラーのみなさん、「カーリングシティ北見」の私たちのホームリンク「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」の新しいアイスで、技術を高め、また、熱戦を繰り広げていただくことを楽しみにしています!
(北見カーリング協会北見支部 広報部)
🥌
協力:アルゴグラフィックス北見カーリングホール(指定管理者:一般社団法人カーリング北見)